ブランド総合研究所(東京都港区)が1月に実施した「産品ブランド調査」によると、食品分野でもっとも購入意欲が高い地域産品ブランドは松坂牛となった。調査対象の53.4%の人が「購入したい」と回答。「購入意欲度」のほかに「認知度」「こだわり度」、およびイメージ項目の中の「高級感がある」でもトップだった。

「購入意欲度」の2位以下は讃岐うどん(49.5%)、愛媛みかん(43.8%)、かごしま黒豚(42.2%)、関さば(41.4%)が続いた。

品目別に上記以外で「購入意欲度」が高かったのは京野菜、夕張メロン、利尻昆布、沖縄黒唐、長崎カステラ、十勝のナチュラルチーズ、富山のます寿し、薩摩焼酎、愛媛ポンジュースだった。「品質がよい」では愛媛みかん、かごしま黒豚、有田みかんがベスト3に選ばれた。夕張メロンは「地域らしさ度」でトップ。一方、「新しさ」では1位:さっぽろスイーツ、2位:富良野オムカレー、3位:TOKYO-X豚だった。

調査概要:「地域ブランド調査シリーズ 産品ブランド調査2007」は国内に住む20歳以上の男女5766人を対象として、インターネット上で「評価調査」を実施。468件の「地域産品ブランド」について、認知度、購入経験度、購入意欲度、地域らしさ度、こだわり度、品質がよいといった8つのイメージ、などの観点から消費者の評価を調べた。

ここに近い将来「浜名湖うなぎ」や「浜松餃子」という浜松のブランド商品がランクインしてくると楽しみである。