<全体概況>
10月は11日より「全国旅行支援」や「水際対策の大幅緩和」が始まり、秋の訪れとともに全国で人の流れが活発化し、おおむね店舗数減少の中でも客数増となり、価格改定による客単価増とあいまって、全体売り上げは114.8%となった。業態によって差異はあるが、全体では19年対比で初めてコロナ以前を上回り105.5%になった。しかし、新たにインフレとの闘いという難問に直面している。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・テイクアウト・デリバリーの堅調に加え、店内飲食も戻り、全体売り上げは109.9%となった。
・「洋風」は、秋の定番メニューと新商品の好調に、宣伝効果もあり、売り上げは110.8%。「和風」は、朝食の販売促進とデリバリーの増加などで、売り上げ111.0%。「麺類」は、季節限定メニューが好評で売り上げ113.0%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「持ち帰り米飯」でのサイドメニューの増加や価格改定による客単価上昇で売り上げ105.1%。「その他」は、「アイスクリーム」がハロウィンキャンペーンにより都心部のイートインが回復し、売り上げ107.1%となった。
■ファミリーレストラン業態
・店内飲食の回復に伴い、各地の営業制限が続いた前年との対比では120.3%になったが、19年対比では96.7%にとどまる。夜間の客数の戻りは鈍く、来店目的が明確な専門店ほど回復傾向が強い。
・「洋風」は、主に昼間の客数が順調に回復し、売り上げ121.3%。「和風」は、インバウンド需要に回復の兆しがあり売り上げ120.6%。「中華」は、テイクアウト・デリバリーが堅調で売り上げ118.3%。「焼き肉」は、価格維持の店舗がある中でも客数増により売り上げ118.2%。
■パブ・居酒屋業態
・営業制限のあった前年との対比では、店舗数94.4%、客数137.9%、客単価108.5%、売り上げ149.7%となった(19年比では63.4%)。小人数の個人客中心に回復基調が続いているが、夜間の二次会需要や法人の宴会需要等は戻りが非常に鈍い。
■ディナーレストラン業態
・コロナへの警戒感が薄れたせいか店内需要が戻りはじめ、売り上げは124.8%となった。また観光地などの立地によっては、訪日外国人客も戻りはじめ、19年比でも93.4%にまで回復してきたが、人手不足で営業時間を増やせない。
■喫茶業態
・昼間の客数の回復を中心に、価格改定や季節限定の付加価値商品の導入などで客単価が上昇し、売り上げは前年比119.0%。だが夕方以降の集客が芳しくなく、19年対比では90.0%にとどまる。
10月は11日より「全国旅行支援」や「水際対策の大幅緩和」が始まり、秋の訪れとともに全国で人の流れが活発化し、おおむね店舗数減少の中でも客数増となり、価格改定による客単価増とあいまって、全体売り上げは114.8%となった。業態によって差異はあるが、全体では19年対比で初めてコロナ以前を上回り105.5%になった。しかし、新たにインフレとの闘いという難問に直面している。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・テイクアウト・デリバリーの堅調に加え、店内飲食も戻り、全体売り上げは109.9%となった。
・「洋風」は、秋の定番メニューと新商品の好調に、宣伝効果もあり、売り上げは110.8%。「和風」は、朝食の販売促進とデリバリーの増加などで、売り上げ111.0%。「麺類」は、季節限定メニューが好評で売り上げ113.0%。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「持ち帰り米飯」でのサイドメニューの増加や価格改定による客単価上昇で売り上げ105.1%。「その他」は、「アイスクリーム」がハロウィンキャンペーンにより都心部のイートインが回復し、売り上げ107.1%となった。
■ファミリーレストラン業態
・店内飲食の回復に伴い、各地の営業制限が続いた前年との対比では120.3%になったが、19年対比では96.7%にとどまる。夜間の客数の戻りは鈍く、来店目的が明確な専門店ほど回復傾向が強い。
・「洋風」は、主に昼間の客数が順調に回復し、売り上げ121.3%。「和風」は、インバウンド需要に回復の兆しがあり売り上げ120.6%。「中華」は、テイクアウト・デリバリーが堅調で売り上げ118.3%。「焼き肉」は、価格維持の店舗がある中でも客数増により売り上げ118.2%。
■パブ・居酒屋業態
・営業制限のあった前年との対比では、店舗数94.4%、客数137.9%、客単価108.5%、売り上げ149.7%となった(19年比では63.4%)。小人数の個人客中心に回復基調が続いているが、夜間の二次会需要や法人の宴会需要等は戻りが非常に鈍い。
■ディナーレストラン業態
・コロナへの警戒感が薄れたせいか店内需要が戻りはじめ、売り上げは124.8%となった。また観光地などの立地によっては、訪日外国人客も戻りはじめ、19年比でも93.4%にまで回復してきたが、人手不足で営業時間を増やせない。
■喫茶業態
・昼間の客数の回復を中心に、価格改定や季節限定の付加価値商品の導入などで客単価が上昇し、売り上げは前年比119.0%。だが夕方以降の集客が芳しくなく、19年対比では90.0%にとどまる。
<全体概況>
7月の外食産業の売り上げは、営業制限のあった前年を大きく上回り、全体売り上げは114.5%となった。しかし3月の制限解除以降は回復基調にあった店内飲食が、月後半のコロナ第7波の拡大に伴い失速し、業界の全体売り上げを押し下げた。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・テイクアウト・デリバリー比率の高いFFS業態は、全国のコロナ新規感染者が1日20万人超の日々においても比較的堅調に推移し、全体売り上げは107.8%、19年対比でも112.1%となった。
・「洋風」は、テイクアウト・デリバリーの堅調に加えて、価格改定による単価上昇もあり、売り上げ108.0%、19年比では130.8%と、大幅な伸びを見せた。「和風」は、昨年来の価格改定や鰻など季節メニューの好調で客単価が上昇、売り上げ110.2%となった。「麺類」は、月後半にラーメンなどで客足の減少が見られたが、うどんの持ち帰りが伸びたところもあり、売り上げ110.5%。「持ち帰り米飯/回転寿司」では、「持ち帰り米飯」のデリバリーやネット注文が好調で、売り上げ102.6%。「その他」は、「アイスクリーム」が夏休み需要を取り込み、サイズアップキャンペーン等が奏功し、売り上げ108.2%となった。
■ファミリーレストラン業態
・全体売り上げは120.6%と、営業制限のあった前年との対比では伸びているが、夜間集客の鈍さに加え、コロナ感染が次第に拡大していくにつれ客足は鈍り、19年対比では89.0%にとどまった。
・「洋風」「和風」の前年比は「洋風」117.7%、「和風」121.9%となったものの、中旬以降の感染者数の増大により、高齢者層の外出控え傾向が強まり、19年対比は「洋風」83.0%、「和風」84.1%となった。「中華」は引き続きテイクアウト・デリバリーが堅調で、今年は酒類の販促キャンペーンも展開でき、売り上げは118.9%と好調、19年比でも109.4%となった。「焼き肉」は、コロナ感染者の急増で特に都心部や駅前立地は苦戦、郊外店でも客足の伸びが鈍くなったが、月全体で見れば好調を維持しており、売り上げ131.7%、19年比105.6%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、大都市圏などで休業要請が続いていた昨年の売り上げと比べると237.6%と大きく伸びた。しかし、ようやく戻り始めていた中小規模の宴会も、コロナ第7波の報道が出始めた頃からキャンセルが相次ぎ、月後半になるほど客足は鈍った。19年比の売り上げは、4月47.6%、5月54.7%、6月58.3%と回復基調であったが、7月は53.3%とやや下降気味。
■ディナーレストラン業態
・月初は比較的好調で、ディナー時間帯の客足にも一部戻りが見られたが、中旬以降はコロナ感染の拡大に伴い、売り上げは都市部店舗を中心に下降傾向となった。営業に制限のあった前年と比べると売り上げは133.2%であったが、19年比では80.6%にとどまった。
■喫茶業態
・コロナ感染の拡大につれ、下旬になるほど客足は落ち、特にビジネス街立地の店舗が影響を受けた。時短営業の多かった前年と比べると売り上げ116.1%となるも、19年対比では81.8%にとどまった。
7月の外食産業の売り上げは、営業制限のあった前年を大きく上回り、全体売り上げは114.5%となった。しかし3月の制限解除以降は回復基調にあった店内飲食が、月後半のコロナ第7波の拡大に伴い失速し、業界の全体売り上げを押し下げた。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・テイクアウト・デリバリー比率の高いFFS業態は、全国のコロナ新規感染者が1日20万人超の日々においても比較的堅調に推移し、全体売り上げは107.8%、19年対比でも112.1%となった。
・「洋風」は、テイクアウト・デリバリーの堅調に加えて、価格改定による単価上昇もあり、売り上げ108.0%、19年比では130.8%と、大幅な伸びを見せた。「和風」は、昨年来の価格改定や鰻など季節メニューの好調で客単価が上昇、売り上げ110.2%となった。「麺類」は、月後半にラーメンなどで客足の減少が見られたが、うどんの持ち帰りが伸びたところもあり、売り上げ110.5%。「持ち帰り米飯/回転寿司」では、「持ち帰り米飯」のデリバリーやネット注文が好調で、売り上げ102.6%。「その他」は、「アイスクリーム」が夏休み需要を取り込み、サイズアップキャンペーン等が奏功し、売り上げ108.2%となった。
■ファミリーレストラン業態
・全体売り上げは120.6%と、営業制限のあった前年との対比では伸びているが、夜間集客の鈍さに加え、コロナ感染が次第に拡大していくにつれ客足は鈍り、19年対比では89.0%にとどまった。
・「洋風」「和風」の前年比は「洋風」117.7%、「和風」121.9%となったものの、中旬以降の感染者数の増大により、高齢者層の外出控え傾向が強まり、19年対比は「洋風」83.0%、「和風」84.1%となった。「中華」は引き続きテイクアウト・デリバリーが堅調で、今年は酒類の販促キャンペーンも展開でき、売り上げは118.9%と好調、19年比でも109.4%となった。「焼き肉」は、コロナ感染者の急増で特に都心部や駅前立地は苦戦、郊外店でも客足の伸びが鈍くなったが、月全体で見れば好調を維持しており、売り上げ131.7%、19年比105.6%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、大都市圏などで休業要請が続いていた昨年の売り上げと比べると237.6%と大きく伸びた。しかし、ようやく戻り始めていた中小規模の宴会も、コロナ第7波の報道が出始めた頃からキャンセルが相次ぎ、月後半になるほど客足は鈍った。19年比の売り上げは、4月47.6%、5月54.7%、6月58.3%と回復基調であったが、7月は53.3%とやや下降気味。
■ディナーレストラン業態
・月初は比較的好調で、ディナー時間帯の客足にも一部戻りが見られたが、中旬以降はコロナ感染の拡大に伴い、売り上げは都市部店舗を中心に下降傾向となった。営業に制限のあった前年と比べると売り上げは133.2%であったが、19年比では80.6%にとどまった。
■喫茶業態
・コロナ感染の拡大につれ、下旬になるほど客足は落ち、特にビジネス街立地の店舗が影響を受けた。時短営業の多かった前年と比べると売り上げ116.1%となるも、19年対比では81.8%にとどまった。
<全体概況>
6月は、昨年とは違い大都市圏でも「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の適用が無く、外食産業の売り上げ前年比は、前月同様大幅に伸び、全体売り上げは119.9%となった。夜遅い時間帯の集客は依然として弱いものの、「昼の時間帯」、「家族客」、「土日休日」を中心に客足の好調が継続した。外食店舗は徐々に営業時間をコロナ前に戻すなど、コロナと共存して社会経済活動を維持しようという動きが見られ、売り上げはコロナ前の19年比で93.1%にまで戻ったが、パブ・居酒屋業態では19年比58.3%と依然苦戦が続いている。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・デリバリーの定着化に加えて、行動制限がなくなり外食客も増えたことにより、全体売り上げは108.0%。
・「洋風」は、デリバリーや注文のデジタル化などの「利便性」と各種キャンペーンの好調があいまって、売り上げ108.1%。19年比でも121.4%と、引き続き業態を牽引した。「和風」は、駅前立地の回復が一部遅れているものの、デリバリーの堅調や朝食のテイクアウト訴求が奏功し売り上げ109.5%。「麺類」は、6月下旬の猛暑の中で冷たいメニューが好調、売り上げ115.6%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「持ち帰り米飯」にテイクアウト需要の一服感があるものの、「回転寿司」の休日の集客が後押しし、売り上げ100.8%となった。「その他」は、「カレー」の価格改定による単価上昇と、猛暑の下旬に「アイスクリーム」のイートインが好調で、売り上げ109.3%となった。
■ファミリーレストラン業態
・全体売り上げは131.3%と、昨年の営業制限の反動から大きく伸びたが、引き続き夜間の集客は弱く、19年対比では83.8%で戻りは鈍い。
・反動増から「洋風」の売り上げは128.1%、「和風」は134.6%となるも、19年比では未だ8割前後にとどまった。クーポン配布などのキャンペーンの再開・強化に取り組むところもあり、徐々にコロナ前の環境に戻りつつあるが、夜の集客、宴会需要などは戻っていない。「中華」は、下旬の猛暑で冷し中華や飲料が好調、売り上げ119.1%。「焼き肉」は、郊外立地店が引き続き好調で、売り上げ154.6%となった。
■パブ・居酒屋業態
・6月も5月と同様、大都市圏などで酒類提供店に休業要請が続いた昨年と比べると売り上げは335.9%と驚くほどの伸びとなったが、19年対比ではいまだに58.3%である。早い梅雨明けと下旬の猛暑で、ビール類の売れ行きが好調であったものの、実際には“法人需要”と“夜間の客足”がなかなか戻らず、依然苦戦が続く。夜間営業のために人員確保に努めるも思ったほど集客できず、成果は少ない。
■ディナーレストラン業態
・前年の反動増に加え、アルコール飲料を提供できたことなどにより、5月に続き売り上げは171.5%と大幅に上昇したが、19年比は80.9%にとどまった。家族客、土日休日を中心に集客は好調だったが、法人宴会はまだ回復が見られない。
■喫茶業態
・昨年の時短営業や休業の反動で、売り上げ前年比は122.9%。どの立地でも回復基調はあるものの、下旬の猛暑でブレーキがかかった感もあり、19年対比では83.2%となった。
6月は、昨年とは違い大都市圏でも「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の適用が無く、外食産業の売り上げ前年比は、前月同様大幅に伸び、全体売り上げは119.9%となった。夜遅い時間帯の集客は依然として弱いものの、「昼の時間帯」、「家族客」、「土日休日」を中心に客足の好調が継続した。外食店舗は徐々に営業時間をコロナ前に戻すなど、コロナと共存して社会経済活動を維持しようという動きが見られ、売り上げはコロナ前の19年比で93.1%にまで戻ったが、パブ・居酒屋業態では19年比58.3%と依然苦戦が続いている。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・デリバリーの定着化に加えて、行動制限がなくなり外食客も増えたことにより、全体売り上げは108.0%。
・「洋風」は、デリバリーや注文のデジタル化などの「利便性」と各種キャンペーンの好調があいまって、売り上げ108.1%。19年比でも121.4%と、引き続き業態を牽引した。「和風」は、駅前立地の回復が一部遅れているものの、デリバリーの堅調や朝食のテイクアウト訴求が奏功し売り上げ109.5%。「麺類」は、6月下旬の猛暑の中で冷たいメニューが好調、売り上げ115.6%となった。「持ち帰り米飯/回転寿司」は、「持ち帰り米飯」にテイクアウト需要の一服感があるものの、「回転寿司」の休日の集客が後押しし、売り上げ100.8%となった。「その他」は、「カレー」の価格改定による単価上昇と、猛暑の下旬に「アイスクリーム」のイートインが好調で、売り上げ109.3%となった。
■ファミリーレストラン業態
・全体売り上げは131.3%と、昨年の営業制限の反動から大きく伸びたが、引き続き夜間の集客は弱く、19年対比では83.8%で戻りは鈍い。
・反動増から「洋風」の売り上げは128.1%、「和風」は134.6%となるも、19年比では未だ8割前後にとどまった。クーポン配布などのキャンペーンの再開・強化に取り組むところもあり、徐々にコロナ前の環境に戻りつつあるが、夜の集客、宴会需要などは戻っていない。「中華」は、下旬の猛暑で冷し中華や飲料が好調、売り上げ119.1%。「焼き肉」は、郊外立地店が引き続き好調で、売り上げ154.6%となった。
■パブ・居酒屋業態
・6月も5月と同様、大都市圏などで酒類提供店に休業要請が続いた昨年と比べると売り上げは335.9%と驚くほどの伸びとなったが、19年対比ではいまだに58.3%である。早い梅雨明けと下旬の猛暑で、ビール類の売れ行きが好調であったものの、実際には“法人需要”と“夜間の客足”がなかなか戻らず、依然苦戦が続く。夜間営業のために人員確保に努めるも思ったほど集客できず、成果は少ない。
■ディナーレストラン業態
・前年の反動増に加え、アルコール飲料を提供できたことなどにより、5月に続き売り上げは171.5%と大幅に上昇したが、19年比は80.9%にとどまった。家族客、土日休日を中心に集客は好調だったが、法人宴会はまだ回復が見られない。
■喫茶業態
・昨年の時短営業や休業の反動で、売り上げ前年比は122.9%。どの立地でも回復基調はあるものの、下旬の猛暑でブレーキがかかった感もあり、19年対比では83.2%となった。
「餃子の王将」などを展開する(株)王将フードサービス(TSR企業コード:641133189、東証プライム)は5月の月次売上高(速報)が、過去最高を更新したと発表した。単月でもこれまで最高だった2019年8月を抜いた。好調のテイクアウトやデリバリーに加え、店内飲食もコロナ禍前の水準まで回復。5月14日に値上げしたが、改定後も客数は伸び、生ビール(中)も4月に比べ17.2%伸びた。
6月2日に発表した2022年5月月次売上高(速報版)によると、直営全店売上高は73億8400万円(前年同月比20.3%増)、既存店売上高も70億5500万円(同17.6%)と大幅増収だった。
居酒屋は、相変わらず厳しい状況ですが一般飲食店はかなり回復してきていると思いますね。
6月2日に発表した2022年5月月次売上高(速報版)によると、直営全店売上高は73億8400万円(前年同月比20.3%増)、既存店売上高も70億5500万円(同17.6%)と大幅増収だった。
居酒屋は、相変わらず厳しい状況ですが一般飲食店はかなり回復してきていると思いますね。
<全体概況>
9月末には全国的に「緊急事態宣言」および「まん延防止措置」の解除、10月下旬には首都圏1都3県や大阪府の時短営業要請の解除があり、好調が続くFF洋風の牽引で全体売り上げはほぼ前年並みの99.5%、コロナ禍前の一昨年比では93.9%にまで回復したが、パブ・居酒屋業態は酒類提供が再開されてもなお苦戦が続き、前年比で69.2%、一昨年比で46.5%であった。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・FFSは、堅調な「洋風」に支えられ売り上げは前年比105.4%、コロナ禍前の前々年比では107.5%となった。
・「洋風」はテイクアウト・デリバリーが引き続き好調で売り上げ111.8%、コロナ禍前の一昨年対比では122.2%となった。「和風」は、営業時間短縮や店舗数減少などから、売り上げは98.1%となった。「麺類」は、緊急事態宣言解除後も通勤客の戻りが鈍いビジネス街での集客に苦戦し、全体売り上げ95.5%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、引き続き高いテイクアウト需要により、売り上げは前年比105.9%となった。「その他」は、「アイスクリーム」のハロウィン限定キャンペーンやショッピングセンターの来客増などから、売り上げ102.5%であった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、緊急事態宣言などの解除後も地域によっては時短営業や酒類提供自粛の要請が続いたことから、全体売り上げは93.5%(一昨年比84.1%)。また、ランチタイムの客足は戻ってきたものの、ディナータイムでは依然ふるわず、「洋風」の売り上げは92.9%、「和風」は88.7%。一方「中華」は、引き続きテイクアウト・デリバリーが貢献し、売り上げ99.9%。「焼き肉」は、下旬にようやく営業時間が元通りになり、売り上げ96.7%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、酒類の提供制限により休業店舗が多かった前月に比べ、10月の制限解除後は店舗が徐々に再開されたものの、再開ペースは店によって異なり、依然厳しい状況が続いている。パブ・居酒屋業態全体の売り上げは前年比69.2%、一昨年比では46.5%となった。「パブ・ビアホール」の売り上げは77.2%(一昨年比41.7%)、「居酒屋」は64.9%(一昨年比50.3%)。
・「パブ・ビアホール」の売り上げは26.7%(一昨年比11.3%)、「居酒屋」は16.8%(一昨年比8.6%)であった。
■ディナーレストラン業態
・営業時間の短縮要請が段階的に解除され個人客の戻りは見られるものの、大人数宴会や法人需要はまだ戻ってきていない。個人需要は郊外店舗を中心に客足が戻りつつあり、売り上げは89.9%(一昨年比では74.0%)になった。
■喫茶業態
・依緊急事態宣言の解除などにより、繁華街立地やターミナル駅の店舗では客の戻りがあったが、一方でオフィス街は人が戻らず、売り上げは96.5%となった(一昨年対比では76.9%)。
9月末には全国的に「緊急事態宣言」および「まん延防止措置」の解除、10月下旬には首都圏1都3県や大阪府の時短営業要請の解除があり、好調が続くFF洋風の牽引で全体売り上げはほぼ前年並みの99.5%、コロナ禍前の一昨年比では93.9%にまで回復したが、パブ・居酒屋業態は酒類提供が再開されてもなお苦戦が続き、前年比で69.2%、一昨年比で46.5%であった。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・FFSは、堅調な「洋風」に支えられ売り上げは前年比105.4%、コロナ禍前の前々年比では107.5%となった。
・「洋風」はテイクアウト・デリバリーが引き続き好調で売り上げ111.8%、コロナ禍前の一昨年対比では122.2%となった。「和風」は、営業時間短縮や店舗数減少などから、売り上げは98.1%となった。「麺類」は、緊急事態宣言解除後も通勤客の戻りが鈍いビジネス街での集客に苦戦し、全体売り上げ95.5%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、引き続き高いテイクアウト需要により、売り上げは前年比105.9%となった。「その他」は、「アイスクリーム」のハロウィン限定キャンペーンやショッピングセンターの来客増などから、売り上げ102.5%であった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、緊急事態宣言などの解除後も地域によっては時短営業や酒類提供自粛の要請が続いたことから、全体売り上げは93.5%(一昨年比84.1%)。また、ランチタイムの客足は戻ってきたものの、ディナータイムでは依然ふるわず、「洋風」の売り上げは92.9%、「和風」は88.7%。一方「中華」は、引き続きテイクアウト・デリバリーが貢献し、売り上げ99.9%。「焼き肉」は、下旬にようやく営業時間が元通りになり、売り上げ96.7%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、酒類の提供制限により休業店舗が多かった前月に比べ、10月の制限解除後は店舗が徐々に再開されたものの、再開ペースは店によって異なり、依然厳しい状況が続いている。パブ・居酒屋業態全体の売り上げは前年比69.2%、一昨年比では46.5%となった。「パブ・ビアホール」の売り上げは77.2%(一昨年比41.7%)、「居酒屋」は64.9%(一昨年比50.3%)。
・「パブ・ビアホール」の売り上げは26.7%(一昨年比11.3%)、「居酒屋」は16.8%(一昨年比8.6%)であった。
■ディナーレストラン業態
・営業時間の短縮要請が段階的に解除され個人客の戻りは見られるものの、大人数宴会や法人需要はまだ戻ってきていない。個人需要は郊外店舗を中心に客足が戻りつつあり、売り上げは89.9%(一昨年比では74.0%)になった。
■喫茶業態
・依緊急事態宣言の解除などにより、繁華街立地やターミナル駅の店舗では客の戻りがあったが、一方でオフィス街は人が戻らず、売り上げは96.5%となった(一昨年対比では76.9%)。
<全体概況>
8月は新型コロナ感染症の爆発的拡大により「緊急事態宣言」および「まん延防止措置」の適用が全国的に拡大し、外食の営業規模はますます縮小した。本来ならば夏の最大の書き入れ時であるはずのお盆休みも期待できず、台風や前線の停滞による大雨の影響が追い打ちをかけ、全体売り上げは“新型コロナ元年”の前年をも下回った(対前年比91.4%)。業態別では、ファストフード洋風の堅調とは対照的に、営業時間短縮と酒類提供制限の影響をもろに受けたパブ・居酒屋業態は依然として深刻な状況である。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・ファストフードは、洋風と持ち帰り米飯/回転寿司が牽引し全体の売り上げはかろうじて前年を上回った(101.0%)。
・「洋風」は、テイクアウト、ドライブスルー、デリバリーの需要増大で売り上げ106.0%。「和風」は、オリンピック、パラリンピックに合わせたテイクアウトキャンペーン等により売り上げは99.9%に踏みとどまった。「麺類」は、売り上げ88.4%。「持ち帰り米飯・回転ずし」は、回転寿司の持ち帰り需要が堅く売り上げは101.1%。「その他」は、「アイスクリーム」がお盆の時期に九州、西日本で続いた大雨が響き、売り上げ91.8%となった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、時短営業や酒類提供制限が続く中で本来の営業ができず、新たな販路としてテイクアウト・デリバリーに力を入れているが、売り上げは79.4%(一昨年比では59.2%)。「洋風」は、売り上げ81.0%(一昨年比56.6%)、「和風」は75.3%(一昨年比53.6%)。「中華」は、売り上げ87.1%(一昨年比79.9%)。「焼き肉」も、緊急事態宣言の対象地域では休業店が増え、売り上げ73.4%(一昨年比61.8%)となった。
■パブ・居酒屋業態
・緊急事態宣言・まん延防止措置の適用が全国に広がり、売り上げの主要を占める酒類が提供できないために休業せざるを得ない店が増え、パブ・居酒屋業態全体の売り上げは前年比31.2%、一昨年比ではわずか11.2%という低水準に終わった。
・「パブ・ビアホール」の売り上げは26.4%(一昨年比9.3%)、「居酒屋」は33.0%(一昨年比11.9%)であった。
■ディナーレストラン業態
・全国主要都市に適用された夜間営業の制限や、法人需要の低迷により、都市部が大きな影響を受け、売り上げは75.5%(一昨年比では50.2%)。
■喫茶業態
・時短営業地域の拡大と相次ぐ雨天の影響で売り上げは91.5%。郊外やショッピングセンター立地の店舗は比較的少ない減少幅である一方、在宅勤務の定着化で都市部店舗は苦しい状況が続く。
8月は新型コロナ感染症の爆発的拡大により「緊急事態宣言」および「まん延防止措置」の適用が全国的に拡大し、外食の営業規模はますます縮小した。本来ならば夏の最大の書き入れ時であるはずのお盆休みも期待できず、台風や前線の停滞による大雨の影響が追い打ちをかけ、全体売り上げは“新型コロナ元年”の前年をも下回った(対前年比91.4%)。業態別では、ファストフード洋風の堅調とは対照的に、営業時間短縮と酒類提供制限の影響をもろに受けたパブ・居酒屋業態は依然として深刻な状況である。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・ファストフードは、洋風と持ち帰り米飯/回転寿司が牽引し全体の売り上げはかろうじて前年を上回った(101.0%)。
・「洋風」は、テイクアウト、ドライブスルー、デリバリーの需要増大で売り上げ106.0%。「和風」は、オリンピック、パラリンピックに合わせたテイクアウトキャンペーン等により売り上げは99.9%に踏みとどまった。「麺類」は、売り上げ88.4%。「持ち帰り米飯・回転ずし」は、回転寿司の持ち帰り需要が堅く売り上げは101.1%。「その他」は、「アイスクリーム」がお盆の時期に九州、西日本で続いた大雨が響き、売り上げ91.8%となった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、時短営業や酒類提供制限が続く中で本来の営業ができず、新たな販路としてテイクアウト・デリバリーに力を入れているが、売り上げは79.4%(一昨年比では59.2%)。「洋風」は、売り上げ81.0%(一昨年比56.6%)、「和風」は75.3%(一昨年比53.6%)。「中華」は、売り上げ87.1%(一昨年比79.9%)。「焼き肉」も、緊急事態宣言の対象地域では休業店が増え、売り上げ73.4%(一昨年比61.8%)となった。
■パブ・居酒屋業態
・緊急事態宣言・まん延防止措置の適用が全国に広がり、売り上げの主要を占める酒類が提供できないために休業せざるを得ない店が増え、パブ・居酒屋業態全体の売り上げは前年比31.2%、一昨年比ではわずか11.2%という低水準に終わった。
・「パブ・ビアホール」の売り上げは26.4%(一昨年比9.3%)、「居酒屋」は33.0%(一昨年比11.9%)であった。
■ディナーレストラン業態
・全国主要都市に適用された夜間営業の制限や、法人需要の低迷により、都市部が大きな影響を受け、売り上げは75.5%(一昨年比では50.2%)。
■喫茶業態
・時短営業地域の拡大と相次ぐ雨天の影響で売り上げは91.5%。郊外やショッピングセンター立地の店舗は比較的少ない減少幅である一方、在宅勤務の定着化で都市部店舗は苦しい状況が続く。
<全体概況>
10都府県に発令されていた緊急事態宣言は、沖縄を除き6月20日に解除されたが、首都圏や近畿圏などは引き続きまん延防止措置の対象地域となり、酒類提供や営業時間の制限が続いた。とくに夜の営業を柱としていたパブ・居酒屋業態は、コロナ以降、壊滅的打撃が延々と続いている。6月の全体売上は対前年比100.1%だが、コロナ前の2019年比では77.4%に留まっている。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・FFSは、依然として好調な「洋風」が寄与し、業態全体では売上109.1%(一昨年比では96.8%)。
・「洋風」は、堅調な巣籠もり需要により売上113.6%。「和風」は、新メニューの開発、テイクアウトの予約販売などにより、売上は104.1%となった。「麺類」は、好調な弁当メニューが全体売上116.5%に寄与したが、酒類提供の自粛要請がラーメン業態などに影響し、一昨年比では73.2%にとどまった。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、デリバリーの利用拡大などの効果から、売上は102.9%(一昨年比94.9%)。「その他」は、「カレー」の営業時間短縮が響き、売上99.3%(一昨年比86.1%)となった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、全体的に酒類提供の自粛や時短営業が影響し、売上は88.4%(コロナ禍前の一昨年の64.2%)に留まった。
・「洋風」「和風」ともに、営業時間短縮と酒類販売禁止、さらにはテレワークの影響が加わり、夜遅くのビジネス街需要を取り込めず、売上はそれぞれ93.9%と87.3%に留まった。「中華」は、持ち帰り需要はあったものの、やはり営業時間短縮や酒類提供自粛のあおりで売上は92.0%。「焼き肉」は、酒類の提供が制限され休業した店舗もあったことから、前年比72.5%(一昨年比61.7%)の売上に留まっている。
■パブ・居酒屋業態
・先月に引き続き酒類提供制限が直撃し、依然として非常に厳しい状況が続いている。「パブ・ビアホール」は、緊急事態宣言の対象外地域で営業を再開できたところもあったが、売上は41.3%(一昨年比15.9%)にすぎない。「居酒屋」も、酒類が提供できる日数が増えたとはいえ、売上は42.4%。コロナ禍前の一昨年と比べて「パブ・ビアホール」「居酒屋」双方あわせて15%程度の売り上げとなった。
■ディナーレストラン業態
・料理の提供は回復傾向にあるものの、酒類を提供できないことが決定的な打撃となり、売上は85.1%(コロナ禍前の一昨年比で40.6%)に留まっている。
■喫茶業態
・一昨年の水準には到達できなかったものの、国産食材を使用した季節メニューの提供や、商店街や住宅地の店舗で集客に回復傾向が見られたことなどから、売上は111.2%となった。
10都府県に発令されていた緊急事態宣言は、沖縄を除き6月20日に解除されたが、首都圏や近畿圏などは引き続きまん延防止措置の対象地域となり、酒類提供や営業時間の制限が続いた。とくに夜の営業を柱としていたパブ・居酒屋業態は、コロナ以降、壊滅的打撃が延々と続いている。6月の全体売上は対前年比100.1%だが、コロナ前の2019年比では77.4%に留まっている。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・FFSは、依然として好調な「洋風」が寄与し、業態全体では売上109.1%(一昨年比では96.8%)。
・「洋風」は、堅調な巣籠もり需要により売上113.6%。「和風」は、新メニューの開発、テイクアウトの予約販売などにより、売上は104.1%となった。「麺類」は、好調な弁当メニューが全体売上116.5%に寄与したが、酒類提供の自粛要請がラーメン業態などに影響し、一昨年比では73.2%にとどまった。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、デリバリーの利用拡大などの効果から、売上は102.9%(一昨年比94.9%)。「その他」は、「カレー」の営業時間短縮が響き、売上99.3%(一昨年比86.1%)となった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、全体的に酒類提供の自粛や時短営業が影響し、売上は88.4%(コロナ禍前の一昨年の64.2%)に留まった。
・「洋風」「和風」ともに、営業時間短縮と酒類販売禁止、さらにはテレワークの影響が加わり、夜遅くのビジネス街需要を取り込めず、売上はそれぞれ93.9%と87.3%に留まった。「中華」は、持ち帰り需要はあったものの、やはり営業時間短縮や酒類提供自粛のあおりで売上は92.0%。「焼き肉」は、酒類の提供が制限され休業した店舗もあったことから、前年比72.5%(一昨年比61.7%)の売上に留まっている。
■パブ・居酒屋業態
・先月に引き続き酒類提供制限が直撃し、依然として非常に厳しい状況が続いている。「パブ・ビアホール」は、緊急事態宣言の対象外地域で営業を再開できたところもあったが、売上は41.3%(一昨年比15.9%)にすぎない。「居酒屋」も、酒類が提供できる日数が増えたとはいえ、売上は42.4%。コロナ禍前の一昨年と比べて「パブ・ビアホール」「居酒屋」双方あわせて15%程度の売り上げとなった。
■ディナーレストラン業態
・料理の提供は回復傾向にあるものの、酒類を提供できないことが決定的な打撃となり、売上は85.1%(コロナ禍前の一昨年比で40.6%)に留まっている。
■喫茶業態
・一昨年の水準には到達できなかったものの、国産食材を使用した季節メニューの提供や、商店街や住宅地の店舗で集客に回復傾向が見られたことなどから、売上は111.2%となった。
<全体概況>
6月は、東京アラートの解除、全国的な県外移動自粛の解除に伴い、飲食店の営業時間制限も撤廃されたことから、店内飲食の客足が戻り始め、客数は底打ちの傾向が強まってきた。しかし、郊外・地方立地や食事主体業態で回復の兆しが比較的早く見えてきた一方で、都心部・繁華街立地、飲酒業態などは回復が遅れるなど、業態によって大きな差がみられ、外食全体の売り上げは前年を大きく下回る78.1%となった。特に「居酒屋・パブレストラン」の売り上げは前年の4割に届かず、依然として壊滅的な状況が続いている。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
・FFSは、店内飲食が回復する一方、4月・5月の売り上げを支えてきたテイクアウト・デリバリー需要の一部が他業態に流れていき、全体売り上げは88.2%となった。
・「洋風」は、店内飲食が戻り、キャンペーンなどの奏功で好調なところもあったが、持ち帰りの特需が一服したことで、5月の好調を維持できず、売り上げ96.1%となった。「和風」は、持ち帰り需要の一服で緩やかな回復にとどまり、売り上げは86.8%。「麺類」は、商業施設立地店の回復がやや遅く、売り上げ63.5%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司などで店内飲食の回復が顕著で、持ち帰り需要は一服したものの売り上げは93.1%。「その他」は、86.9%となった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、他業態と比べれば店内飲食の戻りが早く、引き続きテイクアウトにも力を入れた結果、全体売り上げは73.5%にまで回復した。
・「洋風」「和風」は、徐々に客足が戻り、売り上げはそれぞれ67.9%、68.2%。テイクアウト・デリバリーの強化で比較的堅調だった「中華」は、引き続き回復傾向で、売り上げ87.2%。「焼肉」は、自粛解除後のファミリー層などの外食需要の受け皿となり、売り上げは急速に回復、88.7%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、多くの店で営業再開を始めたものの、コロナ禍で法人需要が見込めず、個人客についても主力の繁華街立地での戻りが悪い中、一部では集客の見込めない店舗の休業・閉店を予定しており、「パブ・ビアホール」は売り上げ34.2%、「居酒屋」は41.5%と、3月の売り上げ急降下以来壊滅的な状況が続いている。
■ディナーレストラン業態
・ディナーレストランも、「パブレストラン・居酒屋」と同様に厳しい状況が続いており、一部では高価格帯の弁当が好評で売り上げを下支えしたものの、法人需要や繁華街での集客が見込めない中、売り上げは57.0%となった。
■喫茶業態
・多くの店が営業を再開したものの、土日は休業する店舗、ビジネス街立地で集客不振の店舗があり、売り上げは62.0%となった。
6月は、東京アラートの解除、全国的な県外移動自粛の解除に伴い、飲食店の営業時間制限も撤廃されたことから、店内飲食の客足が戻り始め、客数は底打ちの傾向が強まってきた。しかし、郊外・地方立地や食事主体業態で回復の兆しが比較的早く見えてきた一方で、都心部・繁華街立地、飲酒業態などは回復が遅れるなど、業態によって大きな差がみられ、外食全体の売り上げは前年を大きく下回る78.1%となった。特に「居酒屋・パブレストラン」の売り上げは前年の4割に届かず、依然として壊滅的な状況が続いている。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
・FFSは、店内飲食が回復する一方、4月・5月の売り上げを支えてきたテイクアウト・デリバリー需要の一部が他業態に流れていき、全体売り上げは88.2%となった。
・「洋風」は、店内飲食が戻り、キャンペーンなどの奏功で好調なところもあったが、持ち帰りの特需が一服したことで、5月の好調を維持できず、売り上げ96.1%となった。「和風」は、持ち帰り需要の一服で緩やかな回復にとどまり、売り上げは86.8%。「麺類」は、商業施設立地店の回復がやや遅く、売り上げ63.5%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司などで店内飲食の回復が顕著で、持ち帰り需要は一服したものの売り上げは93.1%。「その他」は、86.9%となった。
■ファミリーレストラン業態
・FRは、他業態と比べれば店内飲食の戻りが早く、引き続きテイクアウトにも力を入れた結果、全体売り上げは73.5%にまで回復した。
・「洋風」「和風」は、徐々に客足が戻り、売り上げはそれぞれ67.9%、68.2%。テイクアウト・デリバリーの強化で比較的堅調だった「中華」は、引き続き回復傾向で、売り上げ87.2%。「焼肉」は、自粛解除後のファミリー層などの外食需要の受け皿となり、売り上げは急速に回復、88.7%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、多くの店で営業再開を始めたものの、コロナ禍で法人需要が見込めず、個人客についても主力の繁華街立地での戻りが悪い中、一部では集客の見込めない店舗の休業・閉店を予定しており、「パブ・ビアホール」は売り上げ34.2%、「居酒屋」は41.5%と、3月の売り上げ急降下以来壊滅的な状況が続いている。
■ディナーレストラン業態
・ディナーレストランも、「パブレストラン・居酒屋」と同様に厳しい状況が続いており、一部では高価格帯の弁当が好評で売り上げを下支えしたものの、法人需要や繁華街での集客が見込めない中、売り上げは57.0%となった。
■喫茶業態
・多くの店が営業を再開したものの、土日は休業する店舗、ビジネス街立地で集客不振の店舗があり、売り上げは62.0%となった。
<全体概況>
4月は、新型コロナウイルスの影響を前月以上に大きく受け、深刻な事態となった。7都府県を対象に発令された7日の「緊急事態宣言」が16日には全国へと拡大され、外食店舗は全国的に営業時間の短縮を要請された(概ね営業時間は朝5時から夜8時まで、酒類の提供は夜7時まで)。このため休業する店舗も増え、また営業を続ける店舗でも、外出自粛の中での時短営業により客数が大幅に減少、4月の外食全体の売り上げは前年比60.4%と、当調査開始以来最大の下げ幅となった。なかでもパブは前年比4.1%、居酒屋は9.7%と一桁台、またディナーレストランは16.0%、喫茶は27.6%とそれぞれ壊滅的な打撃を受けた。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・FFSでは、商業施設立地の店舗で休業するところもあったが、多くは時間短縮の中で営業を続けた。FFSは他業態に比べ従来よりテイクアウト、宅配、ドライブスルーなどの「持ち帰り」需要に対応する基盤が整っており、全体売り上げは84.4%に踏みとどまった。
・特に「洋風」は、ドライブスルー完備店などにより持ち帰り需要が大幅に増え、一部の店では店内飲食を中止してテイクアウト販売に限定したにもかかわらず、売り上げは102.8%と前年を上回った。だが「麺類」と「その他」は、商業施設立地店の休業などが影響し、それぞれ売り上げ45.4%、68.7%となった。「和風」と「持ち帰り米飯・回転ずし」は、持ち帰り需要の下支えがあり、売り上げはそれぞれ84.2%、78.4%に踏みとどまった。
■ファミリーレストラン業態
・FRも、FFSと同じく商業施設立地の店舗では休業したところもあったが、多くは時間を短縮して営業を続けた。持ち帰り需要を取り込むためにテイクアウトやデリバリーを強化するなどの努力も見られたが、もともと店内飲食が中心の業態のため、売り上げ全体をカバーするほどの効果はなく、全体売り上げは40.9%と前年を大幅に下回った。
・「中華」は、引き続き餃子などのテイクアウト・デリバリーが下支えとなり、売り上げは62.5%に踏みとどまったが、「洋風」「和風」はそれぞれ売り上げ40.8%、35.1%、また「焼肉」は休業する店舗も多く売り上げ30.9%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、「営業は夜8時まで、酒類提供は夜7時まで」と要請する自治体が多い中、多くの店舗が休業に踏み切った。一部でランチ営業を行う店舗もあったが、全体的に見れば事実上の活動停止状態で、「パブ・ビアホール」は売り上げ4.1%、「居酒屋」は9.7%と壊滅的な打撃を受けた。
■ディナーレストラン業態
・ディナーレストランも、営業時間等の制限で休業せざるを得ない店舗が多く、売り上げは16.0%となった。
■喫茶業態
・商業施設立地の店舗での休業に加え、ビジネス街立地の店舗でも多くが休業し、売り上げは27.6%となった。
4月は、新型コロナウイルスの影響を前月以上に大きく受け、深刻な事態となった。7都府県を対象に発令された7日の「緊急事態宣言」が16日には全国へと拡大され、外食店舗は全国的に営業時間の短縮を要請された(概ね営業時間は朝5時から夜8時まで、酒類の提供は夜7時まで)。このため休業する店舗も増え、また営業を続ける店舗でも、外出自粛の中での時短営業により客数が大幅に減少、4月の外食全体の売り上げは前年比60.4%と、当調査開始以来最大の下げ幅となった。なかでもパブは前年比4.1%、居酒屋は9.7%と一桁台、またディナーレストランは16.0%、喫茶は27.6%とそれぞれ壊滅的な打撃を受けた。
<業態別概況>
■ファストフード業態
・FFSでは、商業施設立地の店舗で休業するところもあったが、多くは時間短縮の中で営業を続けた。FFSは他業態に比べ従来よりテイクアウト、宅配、ドライブスルーなどの「持ち帰り」需要に対応する基盤が整っており、全体売り上げは84.4%に踏みとどまった。
・特に「洋風」は、ドライブスルー完備店などにより持ち帰り需要が大幅に増え、一部の店では店内飲食を中止してテイクアウト販売に限定したにもかかわらず、売り上げは102.8%と前年を上回った。だが「麺類」と「その他」は、商業施設立地店の休業などが影響し、それぞれ売り上げ45.4%、68.7%となった。「和風」と「持ち帰り米飯・回転ずし」は、持ち帰り需要の下支えがあり、売り上げはそれぞれ84.2%、78.4%に踏みとどまった。
■ファミリーレストラン業態
・FRも、FFSと同じく商業施設立地の店舗では休業したところもあったが、多くは時間を短縮して営業を続けた。持ち帰り需要を取り込むためにテイクアウトやデリバリーを強化するなどの努力も見られたが、もともと店内飲食が中心の業態のため、売り上げ全体をカバーするほどの効果はなく、全体売り上げは40.9%と前年を大幅に下回った。
・「中華」は、引き続き餃子などのテイクアウト・デリバリーが下支えとなり、売り上げは62.5%に踏みとどまったが、「洋風」「和風」はそれぞれ売り上げ40.8%、35.1%、また「焼肉」は休業する店舗も多く売り上げ30.9%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、「営業は夜8時まで、酒類提供は夜7時まで」と要請する自治体が多い中、多くの店舗が休業に踏み切った。一部でランチ営業を行う店舗もあったが、全体的に見れば事実上の活動停止状態で、「パブ・ビアホール」は売り上げ4.1%、「居酒屋」は9.7%と壊滅的な打撃を受けた。
■ディナーレストラン業態
・ディナーレストランも、営業時間等の制限で休業せざるを得ない店舗が多く、売り上げは16.0%となった。
■喫茶業態
・商業施設立地の店舗での休業に加え、ビジネス街立地の店舗でも多くが休業し、売り上げは27.6%となった。
<全体概況>
12月は、土曜・祝日が前年より少なく、外食全体の客数に影響し、FR業態および飲酒業態を中心に客数を落とした。また、法人の忘年会の減少、禁煙店舗の増加、大晦日などの営業時間短縮、消費増税の影響による商業施設の不振なども、客数減の要因となったが、引き続き好調なFF業態に支えられ、外食全体の売り上げは101.0%と前年を上回った。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
・全体売り上げは103.5%と前年を上回った。
・「洋風」は、期間限定商品やクリスマスシーズンのチキンが好調で、売り上げは103.3%。「和風」は、引き続き季節商品や定食メニューの好調で客単価上昇、売り上げ105.4%。「麺類」は、ディナー時間帯での増量キャンペーンなどに支えられ、売り上げ100.6%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司では年末の持ち帰り需要が好調で単価上昇、売り上げ100.7%。「その他」は、「アイスクリーム」が携帯会社とのコラボキャンペーンにより客数が大幅に増加、売り上げは109.2%となった。
■ファミリーレストラン業態
・全体売り上げは98.3%と前年を下回った。
・「洋風」と「和風」は、禁煙店舗の拡大や営業時間短縮に加え、消費増税による節約志向なのか、全般的に客数が振るわず、売り上げは「洋風」96.3%、「和風」94.1%。「中華」は、忘年会シーズンに合わせたビールの値引きなどの各種キャンペーンを連続して打ち出し、売り上げは104.2%。「焼き肉」はお得なキャンペーンの奏功や、冬休みのファミリー需要が堅調で、売り上げは104.3%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、若者を中心に忘年会を敬遠する風潮があり、全体的に宴会需要が振るわず、「パブ・ビアホール」が売り上げ97.3%、「居酒屋」は売り上げ94.8%となった。
■ディナーレストラン業態
・ディナーレストランでも法人の忘年会減少の影響を受け、特に月後半の集客が伸びなかったところもあり、売り上げは99.6%となった。
■喫茶業態
・商業施設立地の店舗では、消費増税後、客数が伸び悩むところが多いものの、価格改定などで単価が上昇、売り上げは103.3%となった。
12月は、土曜・祝日が前年より少なく、外食全体の客数に影響し、FR業態および飲酒業態を中心に客数を落とした。また、法人の忘年会の減少、禁煙店舗の増加、大晦日などの営業時間短縮、消費増税の影響による商業施設の不振なども、客数減の要因となったが、引き続き好調なFF業態に支えられ、外食全体の売り上げは101.0%と前年を上回った。
<業態別概況>
■ファーストフード業態
・全体売り上げは103.5%と前年を上回った。
・「洋風」は、期間限定商品やクリスマスシーズンのチキンが好調で、売り上げは103.3%。「和風」は、引き続き季節商品や定食メニューの好調で客単価上昇、売り上げ105.4%。「麺類」は、ディナー時間帯での増量キャンペーンなどに支えられ、売り上げ100.6%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司では年末の持ち帰り需要が好調で単価上昇、売り上げ100.7%。「その他」は、「アイスクリーム」が携帯会社とのコラボキャンペーンにより客数が大幅に増加、売り上げは109.2%となった。
■ファミリーレストラン業態
・全体売り上げは98.3%と前年を下回った。
・「洋風」と「和風」は、禁煙店舗の拡大や営業時間短縮に加え、消費増税による節約志向なのか、全般的に客数が振るわず、売り上げは「洋風」96.3%、「和風」94.1%。「中華」は、忘年会シーズンに合わせたビールの値引きなどの各種キャンペーンを連続して打ち出し、売り上げは104.2%。「焼き肉」はお得なキャンペーンの奏功や、冬休みのファミリー需要が堅調で、売り上げは104.3%となった。
■パブ・居酒屋業態
・飲酒業態は、若者を中心に忘年会を敬遠する風潮があり、全体的に宴会需要が振るわず、「パブ・ビアホール」が売り上げ97.3%、「居酒屋」は売り上げ94.8%となった。
■ディナーレストラン業態
・ディナーレストランでも法人の忘年会減少の影響を受け、特に月後半の集客が伸びなかったところもあり、売り上げは99.6%となった。
■喫茶業態
・商業施設立地の店舗では、消費増税後、客数が伸び悩むところが多いものの、価格改定などで単価が上昇、売り上げは103.3%となった。