政府は7日、茨城県の霞ヶ浦や那珂川などで漁獲された天然ウナギについて、1キロ・グラムあたり100ベクレルの新規制値を超える放射性セシウムが検出されたとして、出荷停止を指示した。厚生労働省によると、ウナギの出荷停止は初めて。
 農林水産省によると、2010年の天然ウナギの漁獲量245トンのうち、同県は40トンを占めて全国トップ。
 厚労省によると、出荷停止の対象は霞ヶ浦と北浦、外浪逆浦(そとなさかうら)のほか、これらに流入する河川と常陸利根川、支流を含めた那珂川。同県によると、4月10日に霞ヶ浦の西浦で取れたウナギから同180ベクレルが、23日に那珂川水系の涸沼(ひぬま)で取れたウナギからは同110ベクレルが検出されていた。
ただでさえ品不足で高騰しているウナギ、往復ビンタのダメージが予想されます。 専務 小栗豊人