安売り激化、メーカーはどうする? (2009/03/27)
GMS(総合スーパー)など大手小売業の値下げ競争が激化して
きました。昨年、原材料価格の上昇によって値上げした商品のなか
には、値上げ前の価格をすでに下回っている商品も出てきました。
景気後退でデフレ懸念が広がるなか、値下げ競争は今後さらに
激しさを増すとみられます。川下からの強烈な値下げ圧力は、食品
や日用品、衣料品のメーカー・卸の収益を圧迫することになる
でしょう。
メーカー、卸の対応策は2つに分かれるでしょう。
ひとつは、大手小売業の値下げ路線に協調し、シェアを確保して
いく戦略。例えばスーパーのPB(プライベートブランド)開発に
積極的に参加するというのも手です。
もうひとつは付加価値を高め、小売りの安売り競争に巻き込まれ
ない商品を開発していく戦略です。
山崎製パンは4月1日から、主食としては非常に珍しい特保の
食パンを発売します。体内で消化されにくい炭水化物を含み、食後
の血糖値の上昇を抑える効果が期待できるそうです。
糖尿病を気にする人も安心して食べられるというわけで、希望
小売価格はなんと2枚入りで105円。食パンとしては異例の価格
です。ドラッグストアでも売るなど、販売チャネル戦略でも挑戦的
な試みを行うようです。
強烈なデフレ旋風が吹き荒れるなかで、山崎製パンのこうした
商品がどういう売れ行きをみせるか注目したいところです。
「健康」「環境」「安心安全」といった機能が加わった商品は
多少高くても買うというのが今の消費者です。メーカーとしては、
そうした消費者を味方につけ、なんとかブランドイメージを守り
たいところでしょう。
きました。昨年、原材料価格の上昇によって値上げした商品のなか
には、値上げ前の価格をすでに下回っている商品も出てきました。
景気後退でデフレ懸念が広がるなか、値下げ競争は今後さらに
激しさを増すとみられます。川下からの強烈な値下げ圧力は、食品
や日用品、衣料品のメーカー・卸の収益を圧迫することになる
でしょう。
メーカー、卸の対応策は2つに分かれるでしょう。
ひとつは、大手小売業の値下げ路線に協調し、シェアを確保して
いく戦略。例えばスーパーのPB(プライベートブランド)開発に
積極的に参加するというのも手です。
もうひとつは付加価値を高め、小売りの安売り競争に巻き込まれ
ない商品を開発していく戦略です。
山崎製パンは4月1日から、主食としては非常に珍しい特保の
食パンを発売します。体内で消化されにくい炭水化物を含み、食後
の血糖値の上昇を抑える効果が期待できるそうです。
糖尿病を気にする人も安心して食べられるというわけで、希望
小売価格はなんと2枚入りで105円。食パンとしては異例の価格
です。ドラッグストアでも売るなど、販売チャネル戦略でも挑戦的
な試みを行うようです。
強烈なデフレ旋風が吹き荒れるなかで、山崎製パンのこうした
商品がどういう売れ行きをみせるか注目したいところです。
「健康」「環境」「安心安全」といった機能が加わった商品は
多少高くても買うというのが今の消費者です。メーカーとしては、
そうした消費者を味方につけ、なんとかブランドイメージを守り
たいところでしょう。