有力ラーメン店が続々と海外進出 (2008/04/01)
博多一風堂ニューヨーク店
全国に博多ラーメン「一風堂」32店舗などを展開する力の源カンパニー(本社:福岡市、河原成美社長)は、3月17日、米国・ニューヨークのマンハッタン地区に博多一風堂の海外初進出となる「IPPUDO NY」(博多一風堂ニューヨーク店)をオープンした。
3月31日(月)がグランドオープンで、それまではソフトオープン期間。31日から年中無休の通常営業となる。
店舗は1階と地下1階の2フロアで約100坪・82席。総投資額は約2億2000万円。メニューは日本と同じ「赤丸新味」「白丸元味」のとんこつラーメン2種(ともに13ドル)のほか、つまみや一品料理も用意するが、ランチタイムはラーメンのみ提供する。客単価は夜で6000~7000円、目標年商は3億円を想定している。
今後は2010年をめどにシンガポール、パリ、上海での出店も計画している。
同じニューヨーク・マンハッタン地区には、昨年6月、塩ラーメンが人気のラーメン店「せたが屋ニューヨーク店」もオープン。2000年、東京・環七沿いに創業し、現在8店舗を展開するせたが屋(本社:東京都世田谷区、前島司社長)が運営するもので、カウンター9席、テーブル14席の店では、塩ラーメン9.5ドル、替え玉1.5ドルのほか、チャーシュー麺やつけ麺、親子丼、餃子などを提供している。
さらに、博多ラーメン「一蘭」22店舗を展開中の一蘭(本社:福岡市、吉冨学社長)も昨年6月にマンハッタンに現地法人を設立し、海外初出店の準備中だ。一方、シンガポールでも日本の人気ラーメン店の出店が続いている。
旭川ラーメン「らーめん山頭火」などを運営するアブ・アウト(本社:札幌市、菊田伸一社長)は日本国内43店舗、アメリカにフードコート立地で5店舗(サンタモニカ、ニュージャージー、シカゴ、LAトーランス、LAコスタメサ)を展開している。今年1月12日、東南アジア初出店となるシンガポール第1号店の「らーめん山頭火 シンガポールCENTRAL店」をオープンした。
立地はシンガポールのショッピングセンター2階。店舗面積31坪で席数は36席。日本ではほとんどの店がカウンターのみだが、同店はカウンター席は4席のみでそれ以外はテーブル席という造りになっている。4月中旬には米・サンディエゴ店がオープン予定のほか、今年中にニューヨークやサンノゼでの開業を目指し、準備中だ。札幌西区の札幌ラーメン店「毘沙門」を運営する中村食品産業(本社:札幌市、中村正文社長)は昨年10月にシンガポールに海外1号店をオープンしたのに続き、11月には2号店を開業、この4月にもさらにもう1店の開業を控えている。
エリアフランチャイジーである現地の飲食関連企業コマース・エンタープライズ(本社:シンガポール、松田幸樹社長)が持つ既存店舗の業態転換を含めて、シンガポール国内で1年間に5~6店のオープンを見込んでいる。さらに4月に北京で行われるフランチャイズショーへの出展を予定しており、北京での展開、コマース・エンタープライズが事務所を持つ香港での展開も視野に入れている。
昨年5月には、69年創業の旭川ラーメンの老舗で日本国内に11店舗を展開する「梅光軒」(本社:北海道旭川市、井上雅之社長)もシンガポール・ボートキーに海外第1号店をオープン。2フロアにまたがる店舗はテラス席を含めて50席という店構えだ。 ニューヨークとシンガポールを中心に進行中のラーメン店の出店大競争。ラーメン人気が現地の人々に根付くのかという点も含めて注目が集まる。
全国に博多ラーメン「一風堂」32店舗などを展開する力の源カンパニー(本社:福岡市、河原成美社長)は、3月17日、米国・ニューヨークのマンハッタン地区に博多一風堂の海外初進出となる「IPPUDO NY」(博多一風堂ニューヨーク店)をオープンした。
3月31日(月)がグランドオープンで、それまではソフトオープン期間。31日から年中無休の通常営業となる。
店舗は1階と地下1階の2フロアで約100坪・82席。総投資額は約2億2000万円。メニューは日本と同じ「赤丸新味」「白丸元味」のとんこつラーメン2種(ともに13ドル)のほか、つまみや一品料理も用意するが、ランチタイムはラーメンのみ提供する。客単価は夜で6000~7000円、目標年商は3億円を想定している。
今後は2010年をめどにシンガポール、パリ、上海での出店も計画している。
同じニューヨーク・マンハッタン地区には、昨年6月、塩ラーメンが人気のラーメン店「せたが屋ニューヨーク店」もオープン。2000年、東京・環七沿いに創業し、現在8店舗を展開するせたが屋(本社:東京都世田谷区、前島司社長)が運営するもので、カウンター9席、テーブル14席の店では、塩ラーメン9.5ドル、替え玉1.5ドルのほか、チャーシュー麺やつけ麺、親子丼、餃子などを提供している。
さらに、博多ラーメン「一蘭」22店舗を展開中の一蘭(本社:福岡市、吉冨学社長)も昨年6月にマンハッタンに現地法人を設立し、海外初出店の準備中だ。一方、シンガポールでも日本の人気ラーメン店の出店が続いている。
旭川ラーメン「らーめん山頭火」などを運営するアブ・アウト(本社:札幌市、菊田伸一社長)は日本国内43店舗、アメリカにフードコート立地で5店舗(サンタモニカ、ニュージャージー、シカゴ、LAトーランス、LAコスタメサ)を展開している。今年1月12日、東南アジア初出店となるシンガポール第1号店の「らーめん山頭火 シンガポールCENTRAL店」をオープンした。
立地はシンガポールのショッピングセンター2階。店舗面積31坪で席数は36席。日本ではほとんどの店がカウンターのみだが、同店はカウンター席は4席のみでそれ以外はテーブル席という造りになっている。4月中旬には米・サンディエゴ店がオープン予定のほか、今年中にニューヨークやサンノゼでの開業を目指し、準備中だ。札幌西区の札幌ラーメン店「毘沙門」を運営する中村食品産業(本社:札幌市、中村正文社長)は昨年10月にシンガポールに海外1号店をオープンしたのに続き、11月には2号店を開業、この4月にもさらにもう1店の開業を控えている。
エリアフランチャイジーである現地の飲食関連企業コマース・エンタープライズ(本社:シンガポール、松田幸樹社長)が持つ既存店舗の業態転換を含めて、シンガポール国内で1年間に5~6店のオープンを見込んでいる。さらに4月に北京で行われるフランチャイズショーへの出展を予定しており、北京での展開、コマース・エンタープライズが事務所を持つ香港での展開も視野に入れている。
昨年5月には、69年創業の旭川ラーメンの老舗で日本国内に11店舗を展開する「梅光軒」(本社:北海道旭川市、井上雅之社長)もシンガポール・ボートキーに海外第1号店をオープン。2フロアにまたがる店舗はテラス席を含めて50席という店構えだ。 ニューヨークとシンガポールを中心に進行中のラーメン店の出店大競争。ラーメン人気が現地の人々に根付くのかという点も含めて注目が集まる。