うまく人間関係を作ろうと思っていても,ぶつかってしまうことも多々あります。
お互いが感情的になってしまい,意見を聞き入れようという態度がなくなってしまいます。
 人は感情の動物ですから,ぶつかることを避けることはできません。
しかし,嫌な思いをしないためにも,少しずつ衝突を少なくしていきたいものです。
 相手と衝突するのは,相手のことを理解していないからと言われます。自分を基準に相手の気持ちを考えていては,いつまでも「自分本位」です。
自分の気持ちや経験からくる基準はさておき,相手はどう思っているのか?どう感じているのか?あるがままに受け入れることが大切です。
 相手の気持ちや考えをあるがままに受け入れることが理解です。ですから,相手を理解することは,なかなか容易ではありません。なぜなら,相手のあるがままを受け入れることは,とても勇気がいることだからです。
 真の強さを持っていないと,あるがままを受け入れ理解することはできません。
なぜなら,自分のすべてを相手にさらけ出すことになるからです。
 自分と対立する考え,価値観,判断基準,感情。そんな相手のすべてを,なるほど!あなたはそう思うんですね!と受け入れたときが理解をしたときです。理解とは,理屈や理論を超えたものです。
論理的思考を超えた先に,相手を理解する,があるのです。
 本当に相手を理解したとき,衝突することはなくなるでしょう。理解することは,実は非常に難しいこと。
しかし,この高みを目指すことも,リーダーの仕事の一つと思います。