「FOODEX JAPAN」は、例年来場者が9万名を超える“食”業界関係者必見の専門展
示会。幕張メッセの1~8ホールに集まる出展社は約2,300社(共同出展含む)/約3,395
小間、海外は63ヵ国・地域(2008年2月6日現在)。来場者は約95,000名を予定してい
る。
 今年の展示企画は「野菜」、「スイーツ・ドリンク」、「地方食材」が3大テー
マ。4日間で講演も11テーマ開かれる。テーマは「世代別に見る食卓トレンド」、
「アレルギーフリーフード」、「フードバンクシステム」、「新しい病院食」など、
今話題のキーワードが目白押し。スケジュールも特設サイトでチェックしておきた
い。
 特集企画の「Sweets & Tea, Coffee」も、昨年の来場者の好評を受けてさらにパワ
ーアップ。昨年の会期中に実施した来場者アンケートでも、「参考になった」という
回答が78.4%にも達しているだけに、今年も期待できそうだ。昨年と同様、和菓子か
ら洋菓子まで幅広い内容を網羅、和洋菓子や製菓材料、ドリンク類など66社が出展を
予定している。
 <集中展示>全国食品博」も見逃せない。
 地産池消がもてはやされる一方で、新しい食材を求めて地方に目を向ける外食関係
者は少なくない。地方の自治体でも、地域ブランドの開発に積極的に取り組む流れが
顕著だ。全国から51の自治体・企業など約230社を上る出展者が出品する。前回よりも
33%増の214小間の展示ゾーンを占める。実物を手に味を確かめ、生産者自らと直接話
ができる。地方の隠れた名産品に、短時間のうちにたくさん出合えるチャンスだ。
 特別企画「和のひろば」では、「日本の食(和食)と食文化」を、積極的に国内外
に情報発信する毎年恒例のコーナー。国際展示会ならではの特別企画は、和食の良さ
や日本の食を見直すためにも立ち寄りたい。
 海外食材にも要注目。海外出展ブースが充実しているのも国際性の高い展示会
「FOODEX JAPAN」ならではのこと。今年は、63ヵ国・地域が参加する予定だ。海外の
食品・飲料企業約1600社が集結する。年々海外出展ゾーンが拡大。今年は国内を上回
る展示スペースとなった。
 例えば、多彩な食文化に支えられたシンガポールは今年もブースを設けて、積極的
に日本市場に向けて情報発信を行う。今年は同国を代表する14社が出展を予定。まだ
まだ日本で知られていない、バクテ(豚肉と香辛料香辛料のスープ)、チリとカレー
のクラブ・ペースト、ライスロールなどの食品や飲料が紹介される予定だ。