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June 2012 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: maruzen
<全体概況>
 東日本大震災から1年を迎えた3月は、全国的に雨天日が多かったが、平均気温は昨年よりやや高めに推移し、休祝日が1日多かったことと前年からの反動もあり、各業態が数字を伸ばし、外食業界全体の客数は前年比110.7%、売上高は同113.1%と回復基調を示した。特にパブ/居酒屋やディナーレストランなど比較的客単価の高い業態では、昨年自粛されていた宴会需要が増え、売上が大きく伸びた。しかし週末に集中した雨天の影響を受けた店舗も多い。低迷が続いていたファミリーレストラン業態の焼き肉は、全体で見ると売上高112.8%と好結果だが、店舗によってバラツキがあり、回復の兆しがあるとは言いきれない。
 
<業態別概況>
■ファーストフード業態
FF業態の売上高は110.1%であった。業種別では、洋風が積極的な新メニューの投入やキャンペーンの展開を行ったものの悪天候がマイナスに作用し、売上の伸びは107.8%に留まった。和風もクーポンや値引きによる客単価の低下と、主力である週末の雨天が響き、売上高は105.8%となった。一方、麺類は積極的な店舗展開と客数増に支えられ売上高119.0%、持ち帰り米飯・回転寿司は大震災時の休業や時間短縮の影響の反動により全体の客数は15%以上伸び、売上高も116.9%と好調であった。

■ファミリーレストラン業態
業態全体の売上高は113.2%と好調。総じて昨年の震災の反動で上向き基調だが、店舗によっては客単価が下がり売上が伸びなかったところもある。また焼き肉は、販促キャンペーン等により好調を取り戻した店舗がある一方、低迷から抜けきれない店舗では販促の模索を続けている。

■パブ・居酒屋業態
業態全体では客数120.0%、客単価103.0%、売上高123.6%と大きく数値を伸ばした。昨年より一転し、歓送迎会等の宴会需要が増えたことが大きい。特にパブ・ビアホールは売上高147.9%、客数136.2%と悪天候を吹きとばすような好結果を得た。

■ディナーレストラン業態
パブ・居酒屋業態と同様、天候に左右されない宴会需要が回復し、メディア露出とあいまって客数と客単価がそれぞれ125.5%、105.4%となり、売上高は132.3%と大幅の伸びを示した。

■喫茶業態
週日がメインの業態なので土・日の雨天はさほど影響せず、客数109.4%、客単価102.0%となり、売上高は111.6%と2ケタ台の伸びを確保した。
カテゴリー: 総合
投稿者: maruzen
 近年、新たな夏の風物詩として定着してきたものがある。大手牛丼チェーンによる、うな丼合戦だ。
 競い合うのは、外食業界最大手のゼンショーが運営する「すき家」と、老舗の「吉野家」。
 両社は2007年から毎年、6月になると、うな丼を提供している。最も需要が高まる7月後半の土用の丑の日頃までの期間限定商品だ。その肝は、なんといっても、価格にある。
 開始当初の2007年は、吉野家が490円、すき家が550円と、うな丼としては破格の値段で話題をさらった。個人経営のうなぎ屋ではうな丼が1000~2000円というのも珍しくない。その半分程度とあって、サラリーマンが列をなして待つこともあれば、土用の丑の日には持ち帰り用の弁当販売が急増するなど、人気となっていた。
 ところが、今年、両社は大幅な値上げを余儀なくされる。うなぎの稚魚の不漁により、うなぎの価格が高騰しているからだ。すき家は2010年まではうな丼並盛の価格を550~580円の水準にとどめてきた。
 ところが、2011年には一気に100円値上げし680円に、今年はさらに100円値上げして780円で提供する。吉野家も今年は100円値上げして、650円で提供する。
 これほど価格をあげてまで提供する理由とは何か。
「完全に夏の定番商品になったから」(吉野家関係者)、「お客様は待っていてくれて、期待されているから」(ゼンショー関係者)だという。
 たしかに、ゼンショーでは毎年、土用の丑の日となれば、客の4分の1がうな丼を注文するというから期待はかなり大きいものがあるだろう。
 また、価格が上がったとはいえ、個人経営の街のうなぎ専門店より、まだ安い。さらに、注文してから提供されるまでの時間も格段に短いから、昼休みを利用したいサラリーマンには、やはりありがたい。それにしても、このうなぎ価格高騰はいつまで続くのだろうか。「うなぎの稚魚の生態はよくわかっていないことが多い」(ゼンショー関係者)ため現在のところ、来年以降はどのような価格になるのか、まったく想像がつかないという。「さすがに、うな丼並盛が1000円を超えるとなると、提供は難しいかもしれない」(関係者)。
 夏のうな丼合戦が今度も続くかどうかは、うなぎのみぞ知るというわけだ。今年のうな丼提供は、吉野家が6月11日の午後3時から、すき家は6月12日の午前9時から始まる。ちなみに、土曜の丑の日は7月27日金曜日。それまでに両社のうなぎを食べ比べておくのもいいかもしれない。
カテゴリー: 総合
投稿者: maruzen
昔,経営の師匠から教わったことの一つです。
マメとは,いろいろ気がつくということです。
細かいところにまで気づき,先に手を回しておく。
「おお!そこまで考えてくれていたのか!」と相手の人は感激します。
社員やお客様の一手先を読んで,マメに動き回る。
マメさを分解すると,そんな気遣いと行動力となるでしょう。
マメさは,天性のものだと思っている人もいます。
生まれつき,という意味です。
生まれつき気が利く人もいるでしょうが,本人の心がけ次第でマメさ身につけることはできます。
まずは,時間の許す限り,想像するということです。
いつまでも想像していたらきりがないですから,時間が許す限りです。
こうなってああなって,こうきたらああして。
そんなふうに頭の中で,想像することが,マメさの第1歩です。
マメさは,想像の大きさに比例するのです。
また,自分の労苦を気にせず行動してみるということです。
これをやったら辛いなとか,これをやっても実入りが少ないな,などと考えていると行動はできません。
マメさは,どんな小さなことでも厭わない行動力なのです。
あとは,マメな人を真似るということです。
周囲にマメな人がいたら,どんなことをするか観察して自分でもやってみるようにします。
これはお手本がありますから,かなり早いスピードでマメさを身につけることができます。
商売がうまい人は,とにかくマメです。
「ここまで気が回るか!」と,ほんとうに感心してしまいます。
マメって,どんなことだろうか?
そんなことも,社内のみんなで考えてみてはいかがでしょうか。